診療科目

一般歯科/歯周病(ししゅうびょう)

日本人は50歳から急速に歯を失い60歳では平均9本の歯を失っているのをご存知ですか?

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歯を失う原因の41.8%は歯周病です。歯周病は40代50代で発症すると思われがちですが、

実は20代の74%、30代の81%が歯周病になっているのです。

歯周病(ししゅうびょう)とは?

歯と歯ぐきの境目(歯周ポケット)に細菌が入り、歯ぐきや歯を支える骨が破壊される病気です。出血や口臭を伴う場合もあります。なかなか自覚症状が現れないので、気がついた時には歯を支えている骨を溶かして歯をグラグラにして、放っておくと最後は歯が抜けてしまう病気です。昔は歯槽膿漏(しそうのうろう)と呼ばれていました。

歯周(ししゅう)ポケットとは

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「歯周ポケット」という言葉は最近テレビや雑誌で1度は聞いたり見たことがあるのではないでしょうか。「歯周ポケット」とは歯と歯ぐきの間の溝のことです。健康な歯ぐきの場合、この歯周ポケットの深さは0~2mmと言われています。歯周病が進行するとこの歯周ポケットが深く(2mm以上に)なります。

歯周ポケットの深さと歯周病の進行具合

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歯周ポケットの深さを測るのは右の写真にあるポケット測定器を使います。歯周ポケットの深さが0~2mmは健康な歯ぐき、2~4mmは初期の歯周病、4~6mmは中期の歯周病、6mm以上はかなり進行した歯周病と分けることが出来ます。気になる方は一度歯科医院で歯周ポケットを測ってもらって下さい。

歯周病チェックシート
以前より歯が長くなった気がする。 歯ぐきがプヨプヨして、しまりが悪い。
硬いおせんべいを思い切り噛みくだく勇気はない。 歯磨きをしてゆすいだら、血がまざってた。
口がにおう気がする 歯ぐきの色が妙に赤かったり紫がかってる。
口をあけて寝てることがある。 ぐらぐらする歯がある。

1つでもあてはまる人は歯周病の可能性があります。早めに歯科医院に行きましょう。

歯周病の原因について

歯周病と生活習慣

歯周病を悪化させる生活習慣には以下のものがあげられます。

①歯磨きを怠ること  ②喫煙  ③ストレス  ④歯ぎしりや咬みしめる癖  ⑤不規則不摂生な生活  ⑥偏った食生活

歯周病は生活習慣病でもあると言われるゆえんです。

歯周病と生活習慣

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歯周病菌が歯ぐきから血管を介して全身に悪い影響を及ぼすことはご存知ですか?その代表的な疾患が「糖尿病」です。歯周病は糖尿病の6番目の合併症とも言われています。

最近では糖尿病が歯周病を悪化させるだけでなく、歯周病も糖尿病を悪化させるという相互の影響が指摘されています。右の写真は血糖コントロールが良好でない患者さんの歯ぐきです。

歯周病と全身疾患

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糖尿病以外にも歯周病菌が肺に入ると「誤嚥性肺炎」に、心臓に入ると「感染性心内膜炎」に、妊婦の場合は「早産」「低体重児出産」の危険があります。他にも「骨粗しょう症」「腎炎」「関節炎」「発熱」などと歯周病の関連が疑われています。

歯周病とタバコ

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タバコを吸う人の歯周病は吸わない人と比べて治りにくいことが報告されています。また重度の歯周病患者の90%が喫煙者であるというデータもあります。特に高齢者でその傾向が強くなるそうです。 タバコの歯周病に対する影響は次の通りです。

①タバコのヤニが原因で歯に歯垢(プラーク)が付きやすくなる。

②歯周病菌に対する歯周組織の抵抗力が低下する。

③歯周病の治り具合が悪くなる。

歯周病と口呼吸

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「口呼吸」は読み方は「こうこきゅう」と読みますが最近では「くちこきゅう」という読み方の方が浸透しています。その名のとおり、鼻ではなく口で息をすることです。もちろん「口呼吸」は医学的にもよくないのですがそれは、さておき。歯科的には、口が開いてると口の中が乾燥し歯ぐきが腫れやすくなります。歯周病が進行しやすくなるのです。特に寝る時に口が開いている人は右の写真のような市販の口呼吸防止用のテープ(もしくはセロテープで代用も可)を貼って寝ることをお勧めします。朝起きた時に口の中がからからな方は是非おすすめです。

歯周病の治療

歯周病治療の流れ

歯周病治療の基本的な流れは以下の通りです。

①消炎処置  ②検査  ③歯磨き指導  ④歯石除去  ⑤ルートプレーニング・ポケットそうは

⑥局所薬物療法  ⑦経口薬物療法  ⑧歯の固定  ⑨外科的処置  ⑩定期健診・メインテナンス

歯石除去

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歯石除去は歯周病の治療では非常に大事な治療です。超音波スケーラー(写真)や手用スケーラーを用います。歯石は、再び付くことがあるので個人差はありますが、6~12ヶ月に1回は除去したほうがいいです。内田歯科では診察料込みで初回は3240円2回目以降は2160円です。

所薬物療法

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歯周ポケットに抗生物質の軟膏を1週間に約1回のペースで注入することにより、歯ぐきの腫れや出血などの歯周病の諸症状を緩和するだけでなく歯周ポケットの深さを浅くする効果も報告されています。歯周ポケットという局所に注入するだけですので、飲み薬のような副作用の心配もほとんどありません。

経口薬物療法

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抗生物質(右図)や消炎剤などを1日3~4回にわけて飲む治療法です。

歯を失う原因

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抜歯(歯を抜く)の1番の原因は歯周病(歯周疾患)の46%、2番はむし歯(う蝕)の42%。この2大原因で全体の88%を占めています。歯周病とむし歯を予防し、治すことが8020(はちまるにいまる)を達成するための必須条件といっても過言ではありません。

歯周病の最大の原因:バイオフィルム

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バイオフィルムとは歯垢(プラーク)の中にある細菌がフィルム状になった集合体で、歯に強固に付着したものです。歯周病の最大の原因と言われています。歯垢(プラーク)の時は歯磨きでも取れますが、バイオフィルムの状態になってしまうと歯磨きだけでは取れません。歯医者で機械的に除去してもらいましょう。

8020(はちまるにいまる)運動

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8020(はちまるにいまる)とは「80歳で20本の自分の歯を保ちましょう」という国(厚生労働省)と日本歯科医師会が提唱している運動です。歯を1本も抜いてない成人の歯の本数は通常28本(親知らずが生えている人は最高32本)です。しかしながら現在の80歳の日本人の平均の歯の数は約6本です。現状は8006ということになります。これを達成させるためには、個人の体質もありますが、ていねいに歯を磨くこと、そして最低でも1年に1回は痛くなくても歯の定期健診を受けることが大事です。

ステインの除去

ステインとは歯の表面の着色や汚れのことです。茶渋やタバコのヤニもこれに該当します。歯磨きで取れることもありますが、取れない時は歯科医院で取ってもらいましょう。内田歯科では、総額3240円で1回で終わります。

歯科医師による歯のクリーニング:PMTC

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PMTCとは「Professional Mechanical Tooth Cleaning」の略です。日本語では「機械的歯面清掃」と言います。これは歯科医院で、歯周病の原因となるバイオフィルムを専用のペーストと専用の器具を使用して取り除くことです。歯科医師による歯の機械的なクリーニングです。

歯周病を治すために・歯周病にならないために

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毎日のプラークコントロール(歯磨き)はかかせません。1日何回というよりは、特に寝る前のプラークコントロール(歯磨き)をていねいにやりましょう。

プラークコントロール(歯磨き)のアドバイス

  • まず歯間ブラシで歯と歯の間の歯垢や食べかすを取ります。歯周病は30歳以降の方が多いので糸ようじやデンタルフロスではなく、歯間ブラシがいいでしょう。はじめて歯間ブラシを使う時はSSかSのサイズから使い始めてください。

  • その後にていねいな歯磨きをします。その際歯磨き粉はつけても、つけなくてもいいです。

  • 水で歯磨き粉をすすいだ後に最後の仕上げでリステリンをキャップ1/3から1/2位で30秒ほどすすぎます。もちろんリステリンはうすめては駄目ですし、リステリンですすいだ後に水でゆすいではいけません。もちろん何かを飲んだり食べたりはもってのほかです。

以上のように、 歯間ブラシ、いねいな歯磨き、リステリンの3点セットを毎日寝る前に行って下さい。

そして1年に少なくとも1回は、歯科医院の定期健診を必ず受けましょう。そうすれば歯周病は怖くありません。

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